専門施設としての特色

 ~アセスメント項目~

 ①教育的視機能評価

 既往歴の確認、遠くの見え方と近くの見え方、目の位置、眼球運動、見える広さなどを経験豊富な視能訓練士が生活や教育における視機能を評価します。 必要に応じ、かかりつけの眼科または、協力指定医の眼科と連携させていただきます。

 ②発達、概念形成、視知覚のチェック

 日常における様子の観察や、発達検査等を通した評価を行います。

 

 これらのアセスメントは子どもの理解における一つの手段であり、適切な療育を行うための必要条件であり、十分条件ではありませんが、客観的なデータとして活用し、お子様の得意・不得意を把握します。

 

訓練、療育内容

 当施設では、年齢、発達状況、特性また、本人や保護者のご意向に合わせ視知覚を意識した訓練、療育内容を準備しております。

 〇以下の訓練を受けることができます。

 日常生活訓練、音声を利用したICT操作練習(パソコン・タブレット・ スマートフォンなど)、音声DAISY(デイジー)や、マルチメディア DAISY図書(注1)、ロービジョン訓練(見え方の自覚、ルーペ、単眼鏡、拡大読書機の練習など)、白杖歩行、感覚訓練(五感の活用・協応)、ソーシャルスキルトレーニング、調理体験 など

 

(注1)マルチメディアDAISY(デイジー)図書の特徴

 音声と一緒に、文字や画像が表示されるデジタル図書です。 表記された文章を音声で聞きながら、画面上で絵や写真を見ることができます。 読み上げているフレーズの色が変わる(ハイライト機能)ので、どこを読んでいるのかが一目でわかります。自分が読みやすいように、文字の大きさ、音声のスピード、文字や背景の色を選ぶことができます。